tmuxの概要とインストール
tmuxは2007年にリリースされた仮想端末を多重化できるアプリケーションです。私は、サーバ上にtmuxを設定しておき、そのサーバのtmux経由でいろいろなサーバにSSHログインして、ソフトウェア開発・運用管理を行っています。Unix環境で開発・運用される方は、tmuxを使いましょう。
開発・運用で使うサーバが多い場合、毎回SSHでサーバにログインするだけでもかなりの手間になります。 1日の仕事が終わって、全てのサーバからログアウトしてしまうと、翌朝仕事を始める際にサーバ群にログインしなければなりません。そんなときプロジェクト毎にtmuxのセッションを作成し、その中で必要なだけウィンドウを立ち上げ、各ウィンドウでサーバにSSHログインしておくと、tmuxがその状態を維持してくれます。仕事が終わったところでtmuxをデタッチ(detach)し、再開する際にtmuxをアタッチ(attach)するだけで元の作業状態に戻れます。
まだ使用したことが無い方は是非使い方を覚えてみて下さい。
Install
以下の環境でインストールしてみました。
- CentOS6.8 x86_64
- tmux-2.3
tmuxは、libeventに依存しているので古いlibeventを削除して、最新のソースをダウンロードしてきてコンパイルしてみました。 まず、libeventを削除。
# yum remove libevent
最新のlibeventのソースをダウンロードしてインストール。
wget https://github.com/libevent/libevent/releases/download/release-2.0.22-stable/libevent-2.0.22-stable.tar.gz
tar xvf libevent-2.0.22-stable.tar.gz
./configure –prefix=/usr/local/libevent2.0.22
make
make install
tar xvf libevent-2.0.22-stable.tar.gz
./configure –prefix=/usr/local/libevent2.0.22
make
make install
リンクを作成。
ln -s /usr/local/libevent2.0.22/lib/libevent-2.0.so.5 /usr/lib64/libevent-2.0.so.5
ldconfig
ldconfig
tmux-2.3のソースをダウンロードしてインストール。
wget https://github.com/tmux/tmux/releases/download/2.3/tmux-2.3.tar.gz
./configure LDFLAGS=”-L/usr/local/libevent2.0.22/lib/” CFLAGS=”-I/usr/local/libevent2.0.22/include/” –prefix=/usr/local/tmux2.3
make
make install
./configure LDFLAGS=”-L/usr/local/libevent2.0.22/lib/” CFLAGS=”-I/usr/local/libevent2.0.22/include/” –prefix=/usr/local/tmux2.3
make
make install
tmuxを起動してみます。
/usr/local/tmux2.3/bin/tmux
使い方はまた次回書きます。
この記事へのコメントはこちら
コメントを投稿するにはログインしてください。